マッカートニーに触発
実は、黒柳自身も、昨年(2013年)11月に来日してライブ公演をした、黒柳より年下のポール・マッカートニー(71)の姿に触発されたという。
「昔はビートルズの4人だったけれど、今はたった1人で3時間の舞台に立ち、一度もお水を飲まず、一度もトイレに行かず、一度も休憩を入れず、一度もイスに座らず歌い続けたんですよ。おまけに明るくて、元気で、若々しくて、前よりもっと優しくて、ハンサムでかっこいい。生き残ったもののすべき仕事っていうのは、こういう姿を見せることなんだな、って思ったんです」
もちろん黒柳も、舞台に立ち続ける姿や、ユニセフ親善大使としての行動や発言で人々を刺激し、華やかで個性的なファッションでも見る人を楽しませてきた。取材当日は、イギリスの古道具屋で見つけたという、細部の装飾を凝らしたかわいい帽子風の髪飾りに、ファーのコートという装い。「私はやっぱり個性的な格好をするのが好きなんだと思います。それに昔、沢村貞子さんから“包み紙”はいつも新しくね、って言われていましたから」