≪名馬まばゆく 玉山を駆け上がる≫
今年で25回目を迎えた「台湾ランタンフェスティバル」のメーン会場に登場した巨大電飾馬は、古代中国の名馬「焉耆馬(えんぎば)」が台湾の最高峰「玉山」(3952メートル)の山頂に駆け上がる姿をイメージしたもので、高さ23メートル、重さ約30トンもある。ハイテクで制御された20万個以上のLED電球が、30分ごとのパターンで色とりどりの光を放ち、訪れた家族連れやカップルらを魅了した。このほか、クジャクや台湾固有種のヤマムスメ、サンケイなどの鳥をデザインした大型ランタンがお目見えし、観光客らの人気を集めていた。
また全長3.4キロの沿道に設置されたランタンは、地元南投県の農作業の様子をテーマにしたものから日本のアニメのキャラクターまで約1150作品。三重県による忍者や海女、夫婦岩をかたどったランタンなど日本からの出展作品も並んだ。
開幕に合わせ、東日本大震災に対する台湾からの支援に感謝を伝えようと、福島商工会議所などのメンバーが全長12メートルの大わらじを担ぎ、福島市の伝統行事「福島わらじまつり」を披露した。(EX編集部/撮影:原川貴郎、台湾・南投県観光処/SANKEI EXPRESS)