「3.11以降、われわれは戦後と同じような荒廃を体験した。ソングライティングはこの状況を乗りこえられるか、それが自分の課題だった。安易な連帯ではなく、生きる奇跡に敬意を払うこと。トーキョー・シックはそうした想いから生まれた曲だ」
この2枚のアルバムには一本の長編映画にも匹敵する壮大なロマンが背景にあった。(アーティスト・作詞家 サエキけんぞう/SANKEI EXPRESS)
■さの・もとはる 1956年、東京都生まれ。82年に、大瀧詠一、杉真理との「ナイアガラ・トライアングルvol.2」、サードアルバム「SOMEDAY」が大ヒット。2010年、デビュー30周年、ベストアルバム「ソウルボーイへの伝言」をリリース。今年4月には、ビルボード東京・大阪で、マンスリーライブ公演が控える。
■さえき・けんぞう アーティスト・作詞家。1980年ハルメンズでデビュー、86年パール兄弟で再デビュー、作詞家として、沢田研二、サディスティック・ミカ・バンド他多数に提供。最新刊は「ロックの闘い1965-1985」(シンコーミュージック)。