ただ、ユーロ圏の実質域内総生産(GDP)が13年4~6月期に7四半期ぶりに前期比プラス成長に転じると、自動車販売も徐々に回復基調となり、今年1月まで5カ月連続で販売増を記録した。
ショーでは、トヨタが「AYGO(アイゴ)」、スズキが「セレリオ」、マツダが試作車「HAZUMI(ハズミ)」と相次いで戦略小型車を発表。景気回復の証しとされるスポーツカーをホンダが「シビックタイプR」として出品した。
新型SUVをアピールする姿も目立った。SUVは、環境規制の高まりで、車の小排気量化が進む中「小型でも見栄えがする車」として人気を集めているためだ。日産は「ジューク」の一部改良モデルを発表した。
ブランド力を維持
一方で、欧州は市場低迷で激しい値引き合戦が続いており、「スペインなどは小型車ですら(日本円換算で)40万円を値引く」(国内自動車大手幹部)とされる。地域による寒暖差やニーズの違いがあり、車高やシートの暖房機能、雪道仕様など細やかな対応が必要で、巨大市場といえども収益性は低い。