昨年(2013年)12月にニューヨークで従来のたばこと同じように電子たばこの公共の場での喫煙を禁止する条例が成立したのを皮切りに、シカゴやボストン、シアトルなど約100都市が追随。州レベルでも、ニュージャージー、ユタ、ノースダコタなど5州で規制が導入された。
自覚ないまま依存症に
電子たばこはバッテリーの熱でニコチンを含む液体を蒸気にし吸引する仕組み。米ABCテレビ(電子版)によると、この10年でニコチンの強い紙巻きたばこから乗り換える人が急増し愛用者は全米で約4000万人に達した。
本体価格は30~100ドル(約3000~1万円)で、交換用カートリッジの年間費用が紙巻きたばこの約6割の約600ドルと安いことも普及につながった。紙巻きたばこと違い、テレビCMなどの広告の規制もない。