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「電子たばこ」役立つ?有害? 高校生ブームで懸念、米国で論争 (3/4ページ)

2014.3.7 09:12

  • 電子たばこ

 現在、約1000億ドルの米たばこ市場のうち電子たばこは、1~2%にとどまっているが、10年後には紙巻きたばこを上回るとの試算もあり、急成長が見込まれている。

 問題なのは、高校生の間で、「おしゃれでかっこいい」と電子たばこがブームになり、未成年者の喫煙が急増していることだ。メーカー側もメロンやブルーベリーといった若者向けの味わいの製品を売り出している。

 このため、若者たちが自覚のないまま“ニコチン依存症”となり、いずれ紙巻きたばこの喫煙者になってしまうと懸念されている。NYのクリスティン・クイン市議会議長は「本格的な喫煙のきっかけとなる」と主張する。

 業界は反発

 縮小一途の紙巻きたばこに代わる救世主と期待してきた、たばこ業界にとって、規制強化は大打撃だ。最大手メーカーのNJOYは5日、ロサンゼルス市議会の可決について、「科学的根拠に基づかない決定だ」と、反発した。

たばこ業界と深くつながる米共和党も反発

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