プロの目で見たウッドのピアノ演奏については、「一緒にカラオケに行ったとき、ウッドにはリズム感があり、素質はあると感じました。幼少期に習ったピアノはすべて忘れてしまったらしいですが。もちろんピアノのコーチを付けたから、撮影ではピアノ演奏の90%は彼が演じています」と満足そうに語った。
演奏中の主人公が受けたプレッシャーは相当なものだが、ミラ監督はプレッシャーをどうはねつけてきたのか。「僕が緊張するのは、映画の企画や脚本が通るかどうか気をもむときだけ。大切なのは結果をあまり考えず、まずは映画をどんどん撮ることだと思います」。3月8日、東京・新宿のシネマカリテほか全国公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)
■Eugenio Mira 1977年9月23日、スペイン・バレンシアナ州生まれ。本作の「ラ・シンケッテ」の作曲も手がける。主な監督作品は、2004年「The Birthday」、12年「インポッシブル」など。同じ年の「レッド・ライト」ではロバート・デ・ニーロふんする役の若い頃を演じるなど、マルチに活躍。