米カリフォルニア州【拡大】
ところがAP通信の取材に対し、ナカモト氏は一転、「私があたかも以前ビットコインに関与しており、いまはそうではなくなったかのような印象を与えたが、誤解だ。ビットコインには関与していない」と前言を翻し、関与を全面否定。さらに「この大騒ぎはいつまで続くんだ」とあきれてみせた。
NW誌スクープ
ビットコインは「サトシ・ナカモト」を名乗る人物がインターネット上で発表した論文を元に、賛同者らが開発したとされる。ナカモト氏が誰かをめぐっては、日本や米国の大学教授説や複数の人物による偽名説などが出ていた。その謎をスクープしたニューズウィーク誌は、3月7日発売号から米国内で12年12月末に停止した紙媒体の発行を再開。それをアピールする特ダネとなったが、謎は逆に深まったのかもしれない。末っ子のアーサー氏はこう話した。
「兄は優れたエンジニアだが、とんでもない野郎だ。兄の人生はしばらく完全な空白だった。誰も兄(の謎)には到達できない。すべてを否定し、ビットコインについても決して認めようとしないだろう」(SANKEI EXPRESS)