入部勧誘がきっかけ
脚本も手がけた山戸監督は、どんな映画作りでも「役者さんの肉体が発信している存在不安を言語化して、脚本にしたうえで、演技として表現してもらう」というアプローチをとってきた。本作で主人公5人分のあて書きに臨んだ山戸監督は、頭の中に構築されたイメージを頼りに無心で脚本を書き上げたそうだ。
山戸監督をとりこにした映画の魅力とは何だろう。「今、どんなに何か輝くものがあったとしても、今とはすぐに過去になってしまう実に致命的なものです。ただ、映画という表現手法を利用すれば、例えば、もはや過去の存在となってしまった女子高生たちの輝く姿を、再び現在のものとして何度でもよみがえらせることができる。それが映画のメディアとしての強さだと思います」