独特のレタリングがユニークな、川本諭さんのチョークアート。英語で「庭は一日して成らず」「ご来店ありがとうございます」とのメッセージが書かれている=2014年3月6日、東京都世田谷区の「Green_Fingers」(原田史郎撮影)【拡大】
【大人の時間】
≪整えすぎず 「経年変化を楽しむ」≫
植物で空間をスタイリングするプラントアーティストでありながら、モダンな和菓子屋「HIGASHIYA」とコラボレーションし、米のニューヨーク近代美術館の「MoMA PS1」や、NYコレクションの展示会場で披露したインスタレーションが話題になったり。グリーン&フラワー業界の枠を超え、活動のフィールドを広げ続ける川本諭さん(40)。草木がもえる春、植物をおしゃれにインテリアに取り入れたいと、川本さんのショップ「GREEN FINGERS(グリーンフィンガーズ)」を訪れた。
グリーンフィンガーズは東京・三軒茶屋の静かな街並みの中にある。その名の通り、ショップの入り口に並ぶのは、花よりもグリーン(葉もの)が中心。ほかに、世界観にマッチしたアンティークの家具や小物がそろう。
店の内外を貫くのは、モダンな「侘び」「寂び」の趣だ。鉢台は、朽ちたワインの木箱や、さびた海外のドラム缶といったジャンクな実用品をリメークしたもの。あせて古びた風合いは、そのまま生かされている。「経年変化を楽しむのが、川本のスタイルです」と、グリーンフィンガーズの広報担当、深澤絵(かい)さん。それは植物も同様で、整えすぎずに、育って自然に変化する姿も楽しむのがグリーンフィンガーズ流だという。