そんなまるで夢のような実話を「プラダを着た悪魔」のデビッド・フランケル監督(54)の手で映画化したのが、「ワン チャンス」だ。プロモーションで10度目の来日をはたしたポッツはEXの取材に「自分の人生が映画になるなんて不思議な気持ちです。クレイジーな話といってもいい。だって、伝記映画はモデルとなった人物が死んでから作られるものでしょう」と苦笑いを浮かべた。
あんなに格好悪い?
英国の片田舎にある携帯電話ショップでアルバイト生活を送るポッツ(ジェームズ・コーデン)には夢があった。「いつかオペラ歌手になる」。その思いを理解してくれる伴侶ジュルズ(アレクサンドラ・ローチ)にも恵まれたが、生来体が弱いポッツは、盲腸、甲状腺腫瘍、交通事故などで入退院を繰り返し、新婚早々家計は火の車に。いよいよ夢を完全に捨て去ろうとしたまさにそのとき、ポッツはインターネットでオーディション番組の出場者を募る広告を目にする。ジュルズに背中を押されて応募したポッツは「これがラストチャンス」と決意する。