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「2番じゃダメ」 激しい研究費争奪 捏造、改竄 相次ぐ科学論文の不正 (2/5ページ)

2014.3.23 10:50

ノバルティスファーマの降圧剤の臨床研究でデータ操作が明らかになり頭を下げる慈恵医大の関係者ら=2013年7月30日、東京都港区(大西史朗撮影)

ノバルティスファーマの降圧剤の臨床研究でデータ操作が明らかになり頭を下げる慈恵医大の関係者ら=2013年7月30日、東京都港区(大西史朗撮影)【拡大】

  • 東大政策ビジョン研究センターの教授による私的流用問題で謝罪する大学関係者=2013年7月25日、東京都文京区(大里直也撮影)

 「発表か死か」

 なぜ不正が起きるのか。「博士漂流時代」などの著書がある近畿大医学部の榎木英介講師(42)は「あくまで一般論だが…」と前置きした上で、「不正の背景には、国際的な競争の激しさがある」と指摘する。

 榎木氏によると、各国の研究者と成果を競う基礎研究の世界には、「Publish or Perish(発表か死か)」との格言がある。著名な科学誌に次々と論文を出し、「名声」を勝ち取らなければ研究者として埋没する。国からの研究費も減り、さらに研究が進まなくなる“負の連鎖”に陥るのだという。

 しかも「研究成果は『2番じゃダメ』。一番乗りでないと意味がない」(榎木氏)。論文はその確実性を増すため、第三者が論文内容を検証する「追試」を行うケースもあるが、「待っていると海外の研究者に出し抜かれる」との焦りから、未熟なままの論文が発表されることも少なくないという。

 文部科学省によると、研究者に助成する13年度の科学研究費(科研費)は計2400億円。この年度は10月までに研究者から9万7764件の新規申請があったが、実際に研究費が拠出されたのは2万6355件と、27%にとどまる。

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