≪カラ出張で裏金化≫
国から研究費の助成を受ける大学などの研究機関では、流用や不適切な会計処理も後を絶たない。
文部科学省によると、架空取引で業者に研究費を管理させる「預け金」や、カラ出張などで裏金化した「プール金」などの公的研究費の不正使用は2001~11年度に46機関で計約3億6100万円に上った。
大半が年度末に予算を使い切るための不正処理で、後に高額な顕微鏡やパソコンを購入したり、学会への出張費などに使っていた。
また、私的流用が確認されたケースもあり、消耗品を転売して着服したり、家族旅行の資金や自宅のエアコン購入費に充てたりしていた。
流用をめぐっては、東大政策ビジョン研究センターの教授が、データベース作成業務などをIT関連会社に発注したように装い、計約2180万円を私的流用したとして、昨年(2013年)8月に詐欺罪で起訴されている。(SANKEI EXPRESS)