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「2番じゃダメ」 激しい研究費争奪 捏造、改竄 相次ぐ科学論文の不正 (3/5ページ)

2014.3.23 10:50

ノバルティスファーマの降圧剤の臨床研究でデータ操作が明らかになり頭を下げる慈恵医大の関係者ら=2013年7月30日、東京都港区(大西史朗撮影)

ノバルティスファーマの降圧剤の臨床研究でデータ操作が明らかになり頭を下げる慈恵医大の関係者ら=2013年7月30日、東京都港区(大西史朗撮影)【拡大】

  • 東大政策ビジョン研究センターの教授による私的流用問題で謝罪する大学関係者=2013年7月25日、東京都文京区(大里直也撮影)

 研究費の争奪戦は激しく、榎木氏は「ばれなければいいとデータをいじったり、やってないことをやったとみせかけたりする不正が生まれる」と指摘する。

 企業と癒着

 一方、ノバルティスファーマ社の高血圧治療薬「ディオバン」を使った京都府立医大などの臨床研究では、論文に使われた解析データが製薬会社の都合のいいように操作されていた。

 ノ社は大学側に計11億円超の奨学寄付金を拠出しており、榎木氏は「製薬会社は薬を売るため都合の良い研究にカネを出す。それが癒着や不正を生む温床となっている」と指摘する。

 製薬会社の“丸抱え”の研究では「自社商品にとって有利な結果」が過度に期待されるあまり、不正が起きやすいというわけだ。

 不正を防ぐにはどうすべきなのか。東京大学医科学研究所の上昌広特任教授(45)は「真相を究明し、担当者を処分することしかない」と話す。

 ただ、上氏は「現在は、内部調査のみで第三者調査を行わなかったり、調査を長引かせてほとぼりが冷めるのを待ったりする甘い対応が目立つ」と指摘。内部の不祥事を隠蔽、矮小(わいしょう)化するような研究機関側の対応が「不正をむしろ助長し、信用を失墜させている」と警鐘を鳴らした。(伊藤鉄平、道丸摩耶/SANKEI EXPRESS

大学などの研究機関 流用や不適切な会計処理も後を絶たない

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