アメリカン・エキスプレスの中島好美上席副社長は、カードの加入申し込み状況について、「募集初日からいいフィードバックをもらっている。30~40代のお客さまを中心に、好調な滑り出し」と、手応えを語る。
これまで、アメックスは関東圏や旅行好きの消費者を中心に支持を集めてきた。中島上席副社長は、「東京のイメージが強いかもしれないが、もちろん大阪でも活動中。関西の雄・阪急阪神というトップブランドと組むべくして組み、最強のカードが生まれた」と、関西圏での会員獲得に向けて自信をのぞかせる。
他社のカードに比べ年会費が1万4000円(税抜き)と、やや高めの設定。コストパフォーマンスに厳しい関西の消費者の嗜好に対してチャレンジングなようにも思えるが、「われわれの考え方は、単に安いものよりも“バリューフォーマネー”。カードのポイント獲得率や付帯サービスを考えれば、全体としてお得感がある。アメックスならではのプロテクションサービスを含め、年会費以上の価値を感じていただけるはず」と利点を強調する。