【メジャースカウトの春夏秋冬】
チームの一員として本当にうれしい知らせだった。アトランタ・ブレーブスが、ナ・リーグ東地区で独走の地区優勝を果たした。ポストシーズンは地区シリーズでドジャースに敗退したが、8年ぶりの地区優勝の裏には、「原点回帰」でチームが復活した物語が存在している。
原点回帰で復活
チームの黄金期は、1990年代にあった。91~2005年まで、ストライキでシーズンが打ち切りとなった94年を除き、14年連続で地区優勝を達成。これは米4大スポーツの中でも最長の連続優勝記録である。
そんなチームの土壌は、ブレーブス伝統の「選手育成」にあった。野手では、チッパー・ジョーンズやアンドリュー・ジョーンズ(楽天)、投手ではトム・グラビンやケビン・ミルウッドといった選手たちが常勝軍団を支えたのだが、彼らはいずれもチームの生え抜き。ドラフトで指名し、マイナーから鍛え上げた選手たちが屋台骨だった。