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地道な発掘と強化重視が結実 大屋博行 (2/5ページ)

2013.11.27 17:00

【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)

【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)【拡大】

  • 大リーグを頂点とした米球団のピラミッド。※(注)2013年11月27日現在、3Aからルーキー・リーグまで8つの下部組織があり、約200人の選手が在籍している。

 ところが、2000年代に入ると、暗雲が漂ってきた。ニューヨーク・ヤンキースやアリゾナ・ダイヤモンドバックスといったチームが代表的だが、豊富な資金力にものをいわせ、フリーエージェント(FA)になった有力選手を次々と獲得する大型補強が全盛の時代となった。ブレーブスからも好条件で他球団に移籍する選手が出て、チームは苦しくなった。

 この戦略で後れを取ったチームは手っ取り早い補強策に動いたが、ゲイリー・シェフィールド選手やティム・ハドソン投手らは、期待ほどの成績を残せなかった。この間にはせっかく育成してきた選手が流出することも多かった。ドジャースで正遊撃手を務めたラファエル・ファーカル選手などは典型例だ。

 補強に失敗し、トレード要員などで若い有望な選手を手放す「負の連鎖」が、低迷につながってしまった。

 こうした反省を踏まえ、チームは伝統的な方針だった育成に原点回帰していく。伸びしろのある選手を探し、粘り強く育て上げて戦力にする。球団も、スカウティング能力と育成能力には自信を持っており、チーム強化の王道だと判断した。

選手育成の“虎の巻” 綿密なスカウト網と充実した育成組織

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