地道にまかれた種が、次第に花開きだした。今季13勝を挙げてエースに成長したマイク・マイナー投手は09年のドラフト1巡目指名選手。正捕手のブライアン・マキャン選手は02年の2巡目、史上初の新人から3年連続40セーブを達成したクレイグ・キンブレル投手は、08年に3巡目で指名した選手だ。
今季はけがに苦しんだが昨季に27本塁打もマークした右翼手、ジェイソン・ヘイワード選手も生え抜きのスター候補。彼らが新星・ブレーブスの中心選手となり、ついに地区のチャンピオンフラッグを奪回することができた。
人間教育にも力
ブレーブスが誇る選手育成の“虎の巻”とは…。それは、綿密なスカウト網と充実した育成組織にある。たとえば、私も属する国際部のスカウトだけでも、総勢26人を数える。普通の球団であれば、2桁の人数を置くことはまれだ。もちろん、国内のスカウトも豊富なことはいうまでもない。
今は芽が出ていなくとも、しっかりとした素質を持った選手を探し出してくる。日本国内で活動する私も、そのために掛かる交通費や宿泊代を球団に渋られたことはない。「埋もれた選手を苦労を惜しまずに探してこい」ということだ。