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【プロ野球】21万人「楽天、日本一をありがとう」 仙台で凱旋パレード (1/2ページ)

2013.11.25 09:00

楽天の優勝を祝う大勢のファンが沿道を埋めるなか、星野仙一(せんいち)監督が乗るオープンカーを先頭にパレードが行われた=2013年11月24日、宮城県仙台市(桐原正道撮影)

楽天の優勝を祝う大勢のファンが沿道を埋めるなか、星野仙一(せんいち)監督が乗るオープンカーを先頭にパレードが行われた=2013年11月24日、宮城県仙台市(桐原正道撮影)【拡大】

  • 宮城県仙台市
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス

 球団創設9年目で初の日本一になったプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝パレードが11月24日、本拠地の仙台市で行われた。仙台市の人口の約5分の1にあたる21万4000人が集まり、「日本一をありがとう」「東北が一つになった」などと感謝の声を送ると、選手も「逆にありがとうという気持ち」と応じ、“絆”を確かめ合った。

 オープンカーに乗った星野仙一監督(66)を先頭に、1、2軍の選手や球団関係者ら約200人を乗せた5台のバスが、仙台市中心部の約1.5キロを凱旋(がいせん)した。星野監督は出発前「たくさんの人が集まってくれて1年間戦ったかいがあった。東北の皆さんが後押ししてくれたことに感謝したい」と、あいさつした。

 沿道には、歩行者が歩けないほど幾重もの人垣ができ、エースの田中将大(まさひろ)選手(25)らの姿が近づくと、「東北の誇り」「感動をありがとう」などと書かれたプラカードを掲げ、大歓声で迎えた。

 仙台市の学生、蔦亜希奈(つた・あきな)さん(22)は「東日本大震災で傷ついた宮城に元気をくれた。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。宮城県外の被災地からも多くのファンが駆け付け、福島市の主婦、根本清子さん(52)は「復興支援のために、グラウンドの内外で頑張ってくれている選手の姿に助けられた」と涙を浮かべた。

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