沿道を埋め尽くした人々の姿に、岩手県奥州市の会社員、渡辺誠さん(46)は「東北が一つになったようだ。これからも楽天を応援し続けたい」と、感慨深げだった。
選手たちもリラックスした表情で手を振ったり、帽子を取って頭を下げたりして声援に応えた。米大リーグ挑戦が取り沙汰される田中選手は「ありがとうございました!」と大声で、沿道に叫んだ。パレード後には、「喜びをみんなと分かち合うことができてうれしい。初めての経験だし、思い出に残ります」と語り、この日の光景を胸に刻んでいた。
「あまりの人の多さにびっくりした。『おめでとう』よりも『ありがとう』という言葉が多かったですが、こちらが、逆に『ありがとう』という気持ちです」と、岩手県普代村(ふだいむら)出身の銀次(ぎんじ)選手(25)は感謝を口にした。
震災直後に「見せましょう、東北の底力を」と呼び掛けた嶋基宏選手(28)も「東北の人たちの喜んでいる顔を見て、やってきてよかったと思いました」と笑顔を見せた。(SANKEI EXPRESS)