業務提携契約を締結し、握手を交わす(左から)ジェイアール西日本デイリーサービスネットの井上浩一社長、JR西日本の真鍋精志社長、セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長=2014年3月27日午後、大阪市北区梅田(竹川禎一郎撮影)【拡大】
セブン-イレブンが進出していない鳥取県の駅にも出店。将来的に鳥取県の駅以外にも出店する可能性がある。
キヨスクとハート・インの年間売上高は現在の約445億円から、200億円の伸びを見込む。
JR西の真鍋精志社長は「鉄道であれ、店舗であれ大切なのは品質。駅の利便性を高めたい」と話した。井阪社長は、他の鉄道事業者とも同様の取り組みを増やす考えを示した。
≪ローソン「本丸」へ 出店競争さらに激しく≫
セブン-イレブン・ジャパンがJR西日本と提携し出店攻勢をかける。関西圏はローソンが店舗数で優位に立つ「本丸」だが、セブンは今回の提携により一気に逆転を狙う。コンビニ需要はこれからも伸びるとみられ、各社の出店競争はさらに激しさを増しそうだ。
「首都圏の売り上げに比べると関西は劣っており、JR西との取り組みは大きい」。セブンの井阪隆一社長は3月27日の記者会見で、提携の意義を強調した。