今回、ミシェル夫人が急遽(きゅうきょ)訪中することになったのは、クリミア問題で米露の対立が決定的となり、中国の支持を取り付けたい米国が対中政策を軟化させ、「前回、ファーストレディー同士が米国で会わなかったことの埋め合わせだ」と分析する人がいる。
「宣伝に協力」と落胆
ミシェル夫人が北京に到着する5日前の3月14日、中国で社会的弱者への法的支援に取り組み、当局に拘束されていた著名な女性人権活動家、曹順利さん(52)が死亡した。陳情者の支援活動に携わった曹さんは13年9月、ジュネーブでの国連人権理事会のプログラムに参加しようとしたところ、北京の空港で拘束された。拘束中に体調が悪化したが、中国当局は治療の要求を拒否した。その後、意識不明の状態となり、搬送先の病院で死亡した。家族は遺体に青いあざを見つけ「政府が意図的に殺した」と主張している。