前作「鉈切り丸」(13年)では、全幕背中を丸めた異形の姿勢で激しい殺陣を連日演じ、共演の成海璃子が「森田さんを見ると私は疲れたなんて言えない」と言うなど、文字通り背中で舞台を引っ張った。
「先頭(主役)にいる立場じゃないですか。先頭が疲れていると、現場が“ぬるっ”としてしまう。下手でもいいから、とにかく頑張る。一緒に舞台を作る人々に信じてほしい、っていう気持ちがいつもあります」
本当は毎回、くたくたになるという。「今後舞台を続けていきたいから、なるべく疲れないよう、自分のルールを作りたいと思っています」。だから今回、幸人よろしく、稽古場で舞台俳優の先輩たちに、聞き込みを開始。「絶対家では台本を見ない、という方もいました」。森田はどうかと聞くと、常に台本はカバンにあり、暇さえあれば見ている。「まだまだ場数を踏んでいないし、自分のペースができていないから、余計に疲れちゃうんですよね。長く舞台を続けられるコツを勉強したいなあ」