テーマこそ受験だが、何かの目標に向けて突き進むことの大切さを教えてくれる本作。「東大受験というのは、あくまで一つの例。雨の日でも、素敵な音楽を聴けば雨が好きになる。受験というどんよりした時期でも、気持ち次第で変わる。テストだったり、昇任だったりと、誰しも戦いの時期がある。この本が、そんな自分の壁を破るときの支えに少しでもなればうれしいです」(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
■おおいし・らん 1990年、福岡県生まれ。東京大学教養学部卒業、東京大学大学院修士課程在学中。雑誌「spoon.」などでエッセー、イラスト、コラム、レビューを執筆。本作が単行本デビュー作となる。
「妄想娘、東大をめざす」(大石蘭著/幻冬舎、1155円)