普段はローテーションで「あおしま」の船長として働く石井京司さん(54)は青島在住。「玄関の引き戸を開けて家の中に入ってくる猫もいる。夕食用にテーブルに置いた鯛をくわえて逃走する強者(つわもの)もおったね」と苦笑いする。
温暖な瀬戸内海で、おおらかな島の人々に見守られてきた猫たちは、冬を越せずに数を減らしても、暖かい春には新しい命を育む。
帰りの船に乗る前、桟橋で猫を見ながら紙本さんの言葉を思い出した。「ゴールデンウイークが怖いよ…」
猫たちが大歓迎してくれることは間違いないが、穏やかな島の暮らしの妨げになるようなことのないよう、マナーを守ることを徹底したい。(写真・文:写真報道局 尾崎修二/SANKEI EXPRESS)