ベルギー・首都ブリュッセル【拡大】
式典には彭麗媛(ほう・れいえん)夫人(51)を同伴し、ベルギーのフィリップ国王(53)夫妻も出席。習主席はつがいのパンダについて、「オスの『星徽(シンホイ)』が光、メスの『好好(ハオハオ)』が善という意味で、中国と欧州間の友情と協力を証明している」と説明し、“友好”を強調した。
いずれも4歳で、貸与期間は15年間。4月3日から一般公開される。ベルギー紙によると、パンダの飼育施設整備に約1000万ユーロ(約14億円)を投じ、毎年中国側に約100万ユーロを支払うという。それでも、来園者の増加などにより「採算が合う」としている。
実際、(3月)23日にパンダがベルギーに到着した際には、エリオ・ディルポ首相(62)らが空港で出迎えるなど国賓級の熱烈な歓迎を受けた。首相は「パンダは中国の宝物で、(貸与は)政治的に大きな意味がある」と語り、中国との結びつきが強まると喜んだ。
習氏、FTA締結呼び掛け
ベルギーは中国にとってEU内で6番目の貿易相手国で、2012年の輸出入総額は約212億ユーロ(約3兆円)にのぼる。