4月10日夜9時から、フジテレビ開局55周年特別番組 松本清張スペシャル『時間の習俗』をお届けする。松本清張の代表作「点と線」の名コンビ・三原刑事と鳥飼刑事のアリバイ崩しを描く社会派ミステリーの金字塔であり、清張唯一の“続編小説”。脚本は浅野妙子。主演の実力派俳優、内野聖陽は、「毎シーン毎シーン、手応えを感じています」と全身全霊で撮影に挑んだ。
物語は年代物のカメラが有名オークションハウスで落札されるところから始まる。落札価格は1億円。落札者は若手衆議院議員・峰岡周一(加藤雅也)だ。警視庁の刑事・三原紀一警部補(内野)は峰岡が神奈川県の相模湖畔で起こった殺人事件への関与を疑っていた。理由は被害者の大手新聞記者・土肥武夫が峰岡の周りを嗅ぎまわっていたという証言と、峰岡が敵対していたはずの土肥の葬儀に参列していたこと。