【ガイド】
三井寺は、宗祖、智証大師円珍の生誕1200年を記念して4月13日(日)まで、国宝光浄院(こうじょういん)の夜間特別拝観を実施している。夜間拝観の実施は初めて。光浄院客殿と庭園を灯りを使ったインスタレーションによる演出を手がけたのは、SANKEI EXPRESSの連載でおなじみのクリエイターの井浦新(いうら・あらた)さん。部屋に差し込む月光を効果的に取り入れ、時間の移ろいとともに朝を迎えるようなイメージでライティングを施した。タイトルは「春燈(しゅんとう)」。照明はすべてLEDで、室内に37基のぼんぼりと庭に約20基の行灯(あんどん)を設置した。光と影の織りなす陰翳のゆらめきに日本の美を表現したという。午後6時30分~午後9時まで(午後8時30分受付終了)。三井寺の拝観料は大人500円、中高生300円、小学生200円。光浄院の夜間特別拝観は中学生以上300円(小学生以下無料)。問い合わせは、(電)077・522・2238 三井寺まで。主催:天台寺門宗総本山三井寺(園城寺)、協力:一般社団法人匠文化機構。