【ワインのこころ】
シャンパンには女性がよく似合う! 『デュヴァル・ルロワ』は、当主もシェフ・ド・カーブ(醸造責任者)も女性です。メゾンはコート・デ・ブラン地区の南にあるヴェルテュ村に1859年に設立されました。キャロル・デュヴァル=ルロワ当主は夫亡きあと、5代目として経営に参画。持ち前の才覚と洞察力で、メゾンをシャンパーニュのトップ15社に入るまでに成長させました。
ワイン界に参入して今年で23年になるサンドリーヌ・ロジェット・ジャルダンさん=写真=は2005年から、シェフ・ド・カーブとして活躍中。シャンパーニュ地方では唯一の女性コンビになります。
サンドリーヌさんとは5年ぶりの再会でしたが、彼女の自信にあふれた物腰は、そのまま、メゾンの際立つ品質につながっていると感じました。ベースワインの純粋さ、ブレのない味わいは本当に見事です。