【美のカリスマ IKKOのちょっといい話 聞きたい?】
人が身にまとう衣装には、たくさんの意味が込められています。花嫁衣装もその一つ。私はウェデングの着物のデザインも手がけているのですが、花嫁衣装が持つ意味というのを、常に考えています。
光に包まれる演出効果
式の際の花嫁の衣装は和装であれ洋装であれ、「純白」です。昔は普段、真っ白な服を着た人はほとんどいませんでしたから、「白」という色だけで、式の主役である花嫁へとお客さまの視線を集中させることができます。
逆に披露宴では、お色直しで金襴緞子(きんらんどんす)の華やかな衣装となります。これは、キラキラした生地にロウソクやライトの光があたり、花嫁が光り輝くオーラに包まれるようにとの演出効果があります。本当によく考えられているな、と改めて感心させられます。
花嫁衣装には、そういった演出だけでなく、ほかの意味もあります。白無垢(しろむく)をまとうのは、「あなたの色に染まります」「けがれのない状態で嫁ぎます」という意味。私は、ここに「結婚」に向けた心がけが込められていると思うのです。