2000年代に入りドラムンベース、ブレークビーツ、テクノといったアグレッシブなコンピューター世代のダンスミュージックがクラブシーンで支持されてきたが、ここ数年は若者の間で1970年代ファンクの再評価が盛り上がりつつある。音楽配信が定着する中、入手困難なアナログ盤の人気が逆に高まり、無機的な音楽への反動もあってか、泥臭く懐かしい音楽が新しく聴こえるのかもしれない。そんな中、生楽器でクラブサウンドと同様のテンションを生み出し、ブラックミュージック特有のダンサブルなリズムを獲得しながらも、ロックに拮抗するエネルギーを発散する彼らは必然的に人気を博していった。
ギャップに親近感
ニューアルバムでは全曲のタイトルを日本語にするなど、彼ら特有のしゃれたセンスも心憎いところだ。迫力のある演奏とステージで曲間に見せるユーモアあふれるMCのギャップが見るものに親近感を抱かせるという効果もあるに違いない。
70年代の刑事ドラマのテーマ曲に似た音楽性は、ひょっとするとリアルタイムでファンクを聴いた大人のリスナーにも受け入れられるかもしれない。