一方で、研究に参加したのは論文を仕上げる最終段階の2カ月間だったとし、「生データや実験ノートは見ていない」と弁明。主な実験は小保方氏が理研の若山照彦氏(現山梨大教授)の研究室で行ったとし、「若山氏がデータを見ていると思った」などと釈明を繰り返した。
小保方氏を諭す
論文については、「信頼性が損なわれた以上、真偽の判断には予断のない再現検証が必要だ」と語り、いったん撤回すべきだとの考えを示した。ただ、「STAP細胞は合理性の高い仮説で、検証する価値がある」とも強調し、再現に期待を示した。
その根拠として、自らが立ち会った実験で細胞が万能性を示す緑に光り出した現象を挙げ、「他の細胞では知られていない形質だ」などと解説。「一個人の人為的な操作で作ることは困難」とも語り、細胞の捏造を否定し存在の可能性を強調した。
小保方氏が論文撤回に反対していることには「抵抗があるのは理解できるが、受け入れる潔さが必要だ」と諭した。