これに対し、入院中の小保方氏は笹井氏の会見後、代理人の弁護士に電話で、「尊敬する笹井先生が私の過ちのため、厳しい質問に答えている姿を見て、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。申し訳なさ過ぎて、言葉にならない」と、泣きながら話したという。
36歳で京大教授
笹井氏は36歳の若さで京都大教授に就任した俊英。試験管の中で胚性幹細胞(ES細胞)から立体的な脳や目の組織をつくり出すことに成功するなど、再生医学研究の第一人者として国内外で注目される存在。
英語で論旨の通った説明をすることが苦手だったという小保方氏が書いた論文は当初、ネイチャーから却下された。最終的に掲載されたのは、国際的に知られた笹井氏の名前と、その執筆力の影響が大きい。
笹井氏は実験データをよく吟味することなく共著者の一人として名を連ねたことを認めており、改めてその責任の重大さが問われるのは避けられない。(SANKEI EXPRESS)