史上最年少で優勝し、グリーンジャケットを着せてもらう勝みなみ。15歳の高校1年生が歴史を塗り替えた=2014年4月20日、熊本県菊池郡菊陽町・熊本空港カントリークラブ(中川春佳撮影)【拡大】
鹿児島市出身の勝は、祖父、市来龍作(いちき・りゅうさく)さん(74)の影響で6歳からゴルフを始め、得意クラブはドライバー。鹿児島・長田中2、3年時に「全国中学校選手権春季大会」連覇。レギュラーツアーは今回が12試合目で、これまでの最高成績は13年「スタジオアリス女子オープン」の12位だった。
それにしても、一日を通じてもっともあがったのは優勝スピーチで、ラウンド中に緊張したのも最終18番だけだというから恐れ入る。周囲の雑音を重圧とせずに15歳で優勝し、あこがれる宮里藍の記録も更新した。勝選手は「実感が湧かない。時間がたてば、すごくテンションが上がるはず」とにっこり笑った。
祖父と一緒に練習
ゴルフの師である祖父の市来さんは、グリーン上で優勝スピーチをする孫娘に温かい視線を送り、「80歳になるころには優勝してくれるかなと思っていた。6年早かった」と喜びをかみしめた。
勝選手にプロのコーチはいない。ともにプロ野球阪神タイガースの大ファンで、ゴルフが趣味の市来さんと一緒に、ラウンドや練習を重ねてきた。前日の第2日で2位につけたことで、孫のゴルフを見続けてきた市来さんは「これは、みなみなら優勝する」と確信していたという。