米誌ピープルは4月23日、2014年の「最も美しい人」に、今年の米アカデミー賞で助演女優賞に輝いたメキシコ生まれのケニア人女優、ルピタ・ニョンゴさん(31)を選出した。大学の演劇科を卒業したばかりで無名の新人だったが、作品賞を獲得した「それでも夜は明ける」(スティーブ・マックイーン監督)に大抜擢(ばってき)されたシンデレラ。幼い頃、黒い肌を恥じ、「自分は美しくない」と思い込んでいた少女は、「外見の美しさは人を思いやる心が作る」という母親の言葉を信じ、輝いていった。
L・ニョンゴ選出
「ものすごく興奮している。すごく大きな賛辞です。表紙に載った私を見て、まるで自分のことのように感じてくれるすべての少女たちとともにうれしく思います」。ニョンゴさんは、喜びの言葉をこう語った。
表紙を飾る「最も美しい人」の選出は今年が25回目で、黒人が選ばれたのは03年の米女優のハル・ベリーさん(47)、12年の米歌手ビヨンセさん(32)に続いて3人目。