実は春オーロラの撮影には尻込みしていた。オーロラ撮影に適した季節は秋から冬で、日本から出発する大手旅行代理店などが組むオーロラツアーは、この時期には全て終わっている。
雪解けする春は道はぐちゃぐちゃの悪路となり、現地のツアーサポートなどもほとんどなくなっているので、自分の力だけで撮影ポイントに行かなくてはならない。そうした理由から私もガイドとして、日本から客を連れて春のオーロラ撮影に行くことを避けてきた。
≪手袋要らず 軽いフットワークで激写≫
しかし今回、現地のドライバーとなる日本人の方が同行してくれることになり、日本からアマチュア写真家の方を数名連れてくることができた。
イエローナイフはオーロラオーバル(オーロラが同時に出現する領域)の真下に位置しているため、オーロラが活発ではない時期でも素晴らしいオーロラが見られる確率が非常に高い。
とにかく春のオーロラは素晴らしいの一言だ。冬にはカメラ操作を妨げる手袋が最大のネックとなるが、春にはいっさい必要ない。さらに重たい防寒着を着用しないで済む。フットワークが良いのでさまざまな撮影ができるなど良いことだらけ。今後は私のオーロラ撮影は冬ではなくて、春が主流になりそうだ。