また、このオーロラの発色を再現できたのは、現在使っている富士フイルム社製のカメラ(FUJIFILM X-T1)のおかげでもある。撮影はRAWデータで行い、センサーの性能がよいのでどんな悪条件でも撮影可能。加えて発色と画像処理エンジンが優秀なので、細部にわたって納得のいく表現ができるのだ。
もうすぐ5月。イエローナイフでは川や湖の氷が溶け出し、熊などの野生動物も冬眠から覚める。北緯60度の春がまもなくやってくる。(しかし今回、現地のドライバーとなる日本人の方が同行してくれることになり、日本からアマチュア写真家の方を数名連れてくることができた。
イエローナイフはオーロラオーバル(写真・文:写真家 田中雅美/SANKEI EXPRESS)
■たなか・まさみ 1961年、埼玉県生まれ。地元の工業高校を経て、東京写真専門学校(東京ビジュアルアーツ)を卒業。コダック系の現像所に2年間勤務し、全紙や大型プリントなどの手焼き作業に携わった。一方、高校時代から自宅に暗室を作り自ら現像するなどして写真に独学で取り組み、22歳で野鳥写真家に。その後、自然写真家に転身、富士フォトサロンをはじめコニカミノルタプラザなどでオーロラアート展を開催。旅行会社主催の撮影教室やカルチャースクールで講師も務め、多くの受賞歴を持つ。