巨大台風で甚大な被害を受けたフィリピン・パラワン州クリオン島では、3カ月後の2月時点でも、倒壊したままの家屋がいたるところに残されたいた=2014年(宮城学院女子大学_有志学生記者、作間温子撮影)【拡大】
クリオン島は1995年に地方自治体として認められ、現在はハンセン病回復者やその家族が暮らしている。
現在も本島からのアクセスが不便なため、台風後も支援物資が届かなかった。そのため、住民自らが家屋の修復をするしかなかったが、ハンセン病回復者には困難な作業だった。そこで、「日本財団学生ボランティアセンター」の呼びかけでボランティアが派遣されることになったのだ。
温かい歓迎
船のエンジントラブルなどに見舞われ、やっと島に到着したのは日本出発から3日後の朝。船から見えた島の山肌には、かつてのアメリカ統治を思い起こさせるイーグルの絵が描かれていた。天気は快晴、気温は30度。青々とした南国の海は、島のつらい歴史とは対照的に美しく感じた。やっと島にたどり着いた安心感、これからの活動への不安と期待。いろんな気持ちが入り交じっていた。