5月17日、首都パリで開かれた「ナイジェリア安全保障サミット」に出席したナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領(左から3人目)やフランスのフランソワ・オランド大統領(左から4人目)=2014年、フランス(ゲッティ=共同)【拡大】
「アラー・アクバル(神は偉大なり)」。4月14日夜、学校の寄宿舎に突然、男たちの叫び声と銃声が響いた。就寝中だったというクマ・イシャクさん(18)は米紙ニューヨーク・タイムズに「『死にたくなければトラックに乗れ』と脅された」と語った。
男たちはボコ・ハラムを名乗り、恐怖に震える生徒を正門に集め、学校に火を放った。武装した男たちの車が最後尾となり、トラックの車列は雑木林が生い茂る地域へと入っていった。
車内で多くの生徒が嘆き悲しむ中、イシャクさんはトラックが速度を落とした隙に飛び降り、やぶの中に逃げ込んで擦り傷程度で生還を果たした。「一緒に逃げようと言ったけれど、撃たれるのが怖くて拒否した子もいた」と振り返った。