【国際情勢分析】
ポリオ患者の発生が最も深刻なパキスタンで、予防接種作業員へのテロ行為が続いている。世界で残されたポリオ常在国は、パキスタンと隣国アフガニスタン、アフリカのナイジェリアの3カ国だけで、地球上からのウイルス根絶への期待がかかるが、武装勢力の妨害が大きな障害になっている。
武装勢力がスパイ視
パキスタンからの報道によると、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の州都ペシャワル近郊で1月22日、予防接種チームの警護に当たっていた警察の車両が爆弾による攻撃を受け、警官6人と子供1人が殺害された。
21日にも南部カラチで予防接種の作業に当たっていた男女3人がバイク2台に分乗した男4人のグループの銃撃を受けて死亡した。事件を受けて女性ヘルスワーカー協会は十分な警護体制が取られるまでの間、作業をボイコットすると発表した。