最大のウイルス貯蔵地
世界保健機関(WHO)によれば、パキスタンでは約8万人の子供がポリオの予防接種を受けておらず、このうち2万2000人はタリバン運動の拠点に近いカイバル・パクトゥンクワ州の出身者だという。
昨年(2013年)1年間の世界のポリオ患者数は385人で、このうちパキスタンの患者は91人を占め、前年より33人増えた。しかも、91人の9割以上はペシャワルで見つかっているウイルスと同じ遺伝的系統を持つウイルスに感染していた。隣接するアフガニスタンでは、患者数が24人減って13人となったが、このうち12人のウイルスもペシャワルのウイルスと同系統だったという。
過去長い間、患者がゼロだったシリアでは昨年(2013年)、17人の患者が見つかり、パキスタンから入った武装勢力メンバーが持ち込んだウイルスが原因だった可能性が指摘されている。こうしたことから、WHOは(1月)17日、ペシャワルを「ポリオ・ウイルスの最大の貯蔵地」と発表した。