それでも地元組織委のトラジ最高経営責任者(CEO)は(5月)18日の記者会見で「警備や観客の誘導など12項目で運営のチェックが行われた。本番より少ない人数とはいえ、全ての分野をテストできた。開幕までのベースはできたと思っている」と評価した。
最後の一瞬まで工事
サンパウロ・アリーナでは昨年(2013年)11月にクレーンが倒れて作業員2人が死亡し、今年3月にも転落事故で1人が死亡した(全12会場での建設工事中の死者は8人)。昨年(2013年)12月の完成予定は大幅に遅れ、本来FIFAの基準では3回は行わなくてはならないテストマッチも1回にとどまる見込みだ。建設責任者のアンドレス・サンチェス氏は「もし私がFIFAの人間だったら、ブラジルをW杯開催地に選んだことを本当に後悔したと思う。突貫工事は最後の一瞬まで続く」と話している。
全12競技場中、完成していないのはサンパウロ・アリーナを含めて2つで、日本が6月24日にグループリーグ最終戦(コロンビア戦)を行うクイアバのパンタナル・アリーナの工事も遅れている。(SANKEI EXPRESS)