サッカーファン待望のFIFAワールドカップ2014がまもなく開幕する。でも盛り上がっているのはサッカーだけではない。ブラジル音楽シーンも活性化し、数多くの話題作や企画盤がリリースされるようになっている。そのなかでも注目したいのが、ブラジリアン・ニューウエーブとでもいいたくなる新しいタイプのミュージシャンたち。ブラジル音楽といえば、ボサノバやサンバをはじめとするその土地ならではのサウンドを想像しがちだが、実際にはロックやポップス、ヒップホップやエレクトロニカまでさまざまなタイプの音楽にあふれている。ちょっと意外なアーティスト2組に注目してみたい。
キュートな歌声
まずは、フェルナンダ・タカイ。その名前から想像される通り、日系3世の女性シンガー・ソングライターだ。1990年代には「ブラジル版渋谷系」ともいわれたパト・フというグループで活躍。ソロでは伝説の歌手ナラ・レオンにささげたポップなボサノバ作品から、ポリスのアンディ・サマーズとの共演作など、さまざまなスタイルで話題を生み出し続けてきた。