サイトマップ RSS

ゴッホの耳 「科学の絵筆」でよみがえる 再生医療を応用、独芸術家が制作 (2/3ページ)

2014.6.5 00:00

画家ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)が1889年に描いた「耳を包帯でくるんだ自画像」。ゴッホは自分の左耳をカミソリで切り落としたとされるが、自画像は鏡をみながら描かれたため右耳に包帯が巻かれているようにみえる(ゲッティ=共同)

画家ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)が1889年に描いた「耳を包帯でくるんだ自画像」。ゴッホは自分の左耳をカミソリで切り落としたとされるが、自画像は鏡をみながら描かれたため右耳に包帯が巻かれているようにみえる(ゲッティ=共同)【拡大】

 ストレブ氏はリーウ氏の存在を知る前、生前のゴッホが舌で舐(な)めて封筒などに貼り付けたとみられる切手から、当人の唾液のDNAを採取するという実現性の低い方法まで試みようと試行錯誤したが、リーウ氏の協力を得てゴッホの生きた細胞のサンプルを入手したという。

 このサンプルを元に、米マサチューセッツ工科大学(MIT)と米ハーバード大学が1995年に成功させた人間の耳の軟骨の細胞をマウスに植え付けて耳を再生する医療技術を応用。米ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院で耳をガラスケース内の培養液の中で成長させた。耳の形は3Dプリンターを用いてリアルに成形した。

 ストレブ氏はAP通信との電話インタビューで「私はゴッホが絵の具を使ったように、科学を絵筆のように使ってこの作品を作り上げた」と説明。リーウ氏から快諾を得るのは容易だったと明かし、「彼もたちまちこのプロジェクトを気に入ってくれたわ」と振り返った。

美術作品として展示へ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ