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生命を危険にさらす撮影と分かっていた フランソワ・クリュゼ 映画「ターニング・タイド 希望の海」 (3/4ページ)

2014.6.6 15:05

 自分ならどうしますか?

 ヨットレースの最中に競技者たちが一番起きてほしくないと考えるのが、ヨットへの“闖入(ちんにゅう)事件”だ。実際、何者かがヨット内に無断で立ち入ったものの、出発前に降ろされ、競技者が失格にならずに済んだこともあったという。「もちろん、闖入者を海に落として素知らぬ顔で航行を続けたとしても、誰にも知られることはないだろうし、失格にもならないでしょう。でも、現実的にそんなことはできません」。だからこそ、クリュゼが作品で注目してもらいたいのは、レースの行方ばかりを考え、一度は冷静さを失った男の感情の変化だという。「ヤンはだんだんと少年との間に温かな感情をかよわせていく。また、自分や自分の息子が少年の立場だったら…と考え始めると、人間的な心も芽生えてくる。そんなヒューマニズムこそがテーマであり、観客には『自分ならどうしますか?』と問いかけているのです」。公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

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