スペインの日刊スポーツ紙、アスによると、この金額は出場32カ国中、突出した最高額であり、開催国であるブラジルの優勝達成時の報奨金は33万ユーロ(約4600万円)、ドイツは30万ユーロ(約4200万円)となっている。野党・社会労働党のスサーナ・ロス下院議員(44)は「72万ユーロとは実情を顧みない金額であり、国民への侮辱だ」と主張。カタルーニャ同盟のジョセップ・アントニー・デュラン議員(62)はツイッターで「なぜスペインがドイツの2倍以上も払えるのだ。経済苦境のスペインが好調のドイツと比べて2倍も豊かだというのか。ありえない話だ」とつぶやき、この問題を国会で取り上げ、「まるで危機感がない別世界の理不尽を糾弾する」と息巻いた。
「税金ではない」反論
スペインは2007年に米国発のサブプライム住宅ローン危機が表面化し、世界金融危機が波及すると一気に不動産バブルがはじけ、景気後退局面に入り、いまだに抜け出せずにいる。政府は緊縮財政を続け、失業率は昨年末時点で26.1%と高止まりしたままで、20歳代前半に限ると、50%を超している。