スペイン代表は実は、前回大会時に受け取った60万ユーロも、事前の提示額では各国代表中、最高だった(2位はアルゼンチンの51万ユーロ、3位はイングランドの48万ユーロ)。しかし、前回時はすでに経済苦境に陥っていたにもかかわらず、批判の声は今回ほどは上がらなかった。
代表はその後、2012年の欧州選手権(ユーロ)も連覇し、この4年間、世界ランキング1位を保ち続けた。しかるに国民や政治家の目が厳しいのは、経済苦境が長引いていることが背景にある。社会に対する国民の高まる不満を背景に、国民の支持が低下した国王フアン・カルロス1世(76)も退位発表を余儀なくされている。
REFEのアンヘル・マリア・ビリャール会長(64)は「報奨金はスポンサーから得た金で支払われるのであり、税金が使われるわけではない。批判はお門違いだ」と反論しているが、釈然としない感情を抱いている国民は多い。