幼いころからSF作家を志していたという仁木稔(にき・みのる)さん。「ファンタジーを読んでいても、『これは地動説の世界なのか天動説の世界なのか』と設定が気になってしまう」と苦笑するほどのSF好きだ=2014年5月30日、東京都千代田区(塩塚夢撮影)【拡大】
最後の中編のタイトルは「...’STORY’ Never Ends!」。前の作品と続けて読むと「The Show Must Go On,and ’STORY’ Never End!」だ。「ストーリーの語源はHistory(歴史)。歴史は事実の積み重ねで本来は意味はないものだけれど、人はそこに意味を見いだして、物語として読んでしまう」
精緻に構築された「歴史」。「描かれた世界がユートピアか、ディストピアか。読んだ人自身に考えてもらえれば」(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」(仁木稔著/早川書房、1836円)