カラチ国際空港襲撃についてTTP側は、2月の和平交渉が決裂した後、パキスタン政府が、TTPが拠点を持つアフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部の部族地域、北ワジリスタン地区に実施した空爆への報復だと主張。それでも政府との和平交渉を復活させたいと希望しているといわれる。しかし、NYT紙は「武装勢力は国家が不安定になり、自分たちが統制力を奪取するまで攻撃を止めない」として、「解決策を見つける時間は少なくなりつつある」と主張する。
WSJ紙も、「もしパキスタンが過激派に国家を奪われたくなければ、自己欺瞞(ぎまん)をやめ、自分たちが作り上げたテロリストを打倒する新しい戦略を打ち立てる必要がある」と訴えている。(国際アナリスト EX/SANKEI EXPRESS)