「これだけ洞察力の優れた政治家はいない」。橋下氏も石原氏をたたえた。ただ、2012年12月の衆院選について「大阪府議や市議が全国を駆け回って比例票をかき集めた」と国会議員を牽制(けんせい)。「さわやかな別れ」(松井一郎幹事長)とは裏腹に、両者の冷え切った関係が浮き彫りにされた。
橋下新党の松野頼久国会議員団代表(53)は党大会後、記者団に「結(ゆ)いの党との合流後の姿に国民の支持が集まれば野党再編は進む」と強調した。しかし、集団的自衛権の行使容認に橋下新党は積極的、結いは慎重だ。主要政策の一致よりも「対自民」の数合わせを優先すれば、路線対立から国政を停滞させた民主党の二の舞いとなりかねない。
衆院議員数で維新に迫られていた民主党は維新の分裂により野党第一党が保証された。民主党を巻き込んだ野党再編は困難になったとの見方は強まっている。橋下氏との連携に意欲的な前原誠司前国家戦略担当相(52)も離党は否定する。
結い幹部は「橋下氏の国政進出がない限り展望は開けない」と橋下氏の国政進出が鍵だとする。